
入社祝い金の金額は大きく書いてあるのに、支給日がどこにも書いていない。そういう募集がほとんどです。
この記事では、入社祝い金の支給日がいつなのかを工場別にまとめました。もらい損ねないための注意点も合わせて解説します。
本記事の内容
- 入社祝い金の支給日の基本ルール
- 工場別の支給日一覧(日産・豊田自動織機・アイシンほか)
- 入社祝い金と入社特典のちがい
- 選考会参加費・満了金の支給日
- 支給日をもらい損ねないための注意点
もくじ
期間工の入社祝い金は入社日から数か月後が支給日

入社祝い金の支給日は、入社してすぐではありません。数か月後が支給日になっているケースがほとんどです。
数十万円という大きな金額が書いてあるので、最初の給料日に全額もらえると思いがちです。でも実際は、入社後の数か月間に分けて少しずつ振り込まれるパターンが多いです。
入社祝い金の支給日は工場によってバラバラ
支給日は工場ごとに全然ちがいます。回数も金額の分け方も、メーカーによってバラバラです。
「入社1か月後に全額」という工場もあれば、「6か月かけて3回に分けて」という工場もあります。応募前に必ず確認が必要です。
入社祝い金の支給日より前に辞めるともらえない
入社祝い金の支給日前に退職すると、その分は受け取れません。「入社3か月目に20万円」という条件なら、3か月目の給料日まで働くことが前提です。
入社祝い金が分割支給になっているのは、工場側が「長く働いてほしい」という意図からです。全額もらう支給日まで働き切るのが、トータルで一番得な働き方になります。
期間工の入社祝い金 支給日一覧
主な工場の入社祝い金の支給日をまとめます。金額・支給日はいずれも変動があるため、詳細は面接・応募時に確認してください。
工場別の入社祝い金・支給日の目安
- アイシン:100万円(6か月かけて支給)
- 日産栃木:70万円(1・3・6か月目の給料日に3回)
- トヨタ:60万円(5か月かけて支給)
- スバル:40万円(4か月かけて支給)
- トヨタ自動車東日本:50万円(入社月・3か月目・9か月目)
- 豊田自動織機:50万円(10万円×5回に分けて支給)
※金額・支給日は時期により変わります。詳細は面接・応募時にご確認ください。
日産栃木の入社祝い金の支給日は1・3・6か月目の給料日
日産栃木は70万円を3回に分けて支給します。支給日はいずれも月25日の給料日です。
日産栃木の支給スケジュール
- 1か月目の給料日(25日):20万円
- 3か月目の給料日(25日):20万円
- 6か月目の給料日(25日):30万円
たとえば12月1日に入社した場合、1月25日に20万円、3月25日に20万円、6月25日に30万円が支給されます。
日産栃木は6か月ごとの契約更新が多いので、1年間続けると給料とは別に70万円をまるごともらえる計算になります。
豊田自動織機の入社祝い金は支給日が5回ある
豊田自動織機は50万円を10万円ずつ、5回の支給日に分けて振り込みます。(※金額・支給日は時期により変わります)
1回あたり10万円と聞くと小さく感じますが、5回合計で50万円。支給日が細かく分かれているのは、長く働いてもらうための仕組みです。具体的な支給月は面接・応募時に確認してください。
アイシン・トヨタ・スバルの入社祝い金支給日の目安
アイシンは入社祝い金100万円を6か月かけて支給します。6か月で100万円は業界でもトップクラスの金額で、支給日ごとにまとまった金額が入ります。
トヨタは60万円を5か月かけて、スバルは40万円を4か月かけて支給するケースが多いです。いずれも毎月の給料日に上乗せで支給されます。
各工場の正確な支給日・金額は面接のときに確認してください。募集サイトには詳しく書かれていないことがほとんどです。
「入社特典」の支給日は入社祝い金とちがう

募集サイトで「入社特典○○万円」と書いてある場合、入社特典と入社祝い金は別物です。支給日だけでなく、そもそも現金がもらえるとは限りません。
入社特典は現金が振り込まれるとは限らない
「入社特典60万円」と書いてあっても、60万円が支給日に振り込まれるとは限りません。
入社特典の例
「寮費月5万円×12か月=60万円相当を無料にします」→ 入社特典60万円
現金の支給日があるわけではなく、本来かかる寮費をタダにするから「60万円分の特典」という話。
期間工の多くの工場はもともと寮費ゼロなので、正直おトク感はほぼありません。
「入社特典○○万円」という表示は、面接のときに「現金でいつもらえるのか」を必ず確認しましょう。
トヨタ自動車東日本の入社特典110万円の内訳
「入社特典110万円相当」と書いてありますが、内訳を見ると現金でもらえる入社祝い金は60万円分です。
トヨタ自動車東日本(岩手工場)の内訳例
- 寮費1年分無料(50万円相当)← 現金ではない
- 入社月の給料日:10万円
- 3か月目の給料日:20万円
- 9か月目の給料日:30万円
※金額・支給日は時期により変わります。詳細は面接・応募時にご確認ください。
給料はいいので魅力的な工場ですが、入社祝い金の金額だけで選ぶと「思ったより現金が少ない」となりやすいです。入社特典の内訳は必ず確認しましょう。
選考会参加費の支給日は入社後2〜3週間が多い

入社祝い金とは別に、「選考会参加費」が設定されている工場もあります。選考会参加費とは、面接(選考会)に参加した人に支給されるお金で、支給日は入社後2〜3週間以内が多いです。
入社祝い金よりも支給日が早く、最初にまとまったお金が入るのがメリットです。
選考会参加費の支給日がなくなるケース
面接を受けた人全員に支給日があるわけではありません。
支給される・されないの分かれ目
- 合格した → 支給日あり・もらえる
- 不合格だった → 多くの場合もらえる
- 合格したが自分の都合で辞退した → 支給されない可能性が高い
- 合格したが持病で辞退せざるを得なかった → もらえる可能性が高い
普通に面接を受けて合否問わず参加した場合は、ほとんどの人に支給日があります。「参加費だけもらって辞退する」は現実的には通用しません。
同じメーカー2回目は選考会参加費が出ない
過去に同じメーカーで働いたことがある人は、2回目の選考会参加費は支給されません。別の派遣会社から応募しても同様です。
その代わり、経験者には「経験者手当」が設定されている工場もあります。スバルの場合は最大10万円が支給されるので、初回の選考会参加費より高くなるケースもあります。
満了金の支給日は契約満了のたびに給料日と同日

入社祝い金・選考会参加費とは別に、契約期間を働き切ったときにもらえるのが「満了金(満了慰労金)」です。
満了金の支給日は、契約満了月の給料日です。給料と一緒に自動で振り込まれるので、申請は基本的に不要です。査定がいるボーナスとちがい、働き切った事実だけで支給されます。
トヨタの満了金は2年で約190万円
トヨタ期間工の満了金は、他のメーカーと比べてケタがちがいます。
トヨタ期間工の満了金の目安
- 6か月満了の支給日:約39万円
- 12か月満了の支給日:約49万円
- 18か月満了の支給日:約51万円
- 24か月満了の支給日:約54万円
※金額は時期により変わります。詳細は面接・応募時にご確認ください。
2年間(4回の満了)で合計約190万円。最長の35か月(約3年)で働くと満了金の合計は約300万円になります。入社祝い金や給料・手当とは別に、年間平均100万円近い満了金が入る計算です。
入社祝い金の支給日をもらい損ねないための注意点

せっかく入社祝い金があっても、確認不足でもらい損ねるケースがあります。
入社祝い金の支給日は面接のときに自分から確認する
入社祝い金の支給日と金額は、応募サイトにはほぼ書いてありません。
なぜ書かないかというと、金額が頻繁に変わるからです。月ごとに変更になることもあるため、サイトに固定で書けない事情があります。
正確な支給日と金額を教えてもらえるのは面接のときだけで、しかも自分から聞かないと教えてくれないことがほとんどです。面接で「入社祝い金はいつ・何回・いくら支給されますか?」と必ず確認しましょう。
派遣会社からの入社祝い金は申請しないと支給されない
工場(雇用先)からの入社祝い金は給料と一緒に自動で支給されます。でも、派遣会社からの入社祝い金は、自分で申請しないと支給日に振り込まれないことがあります。
申請を忘れると、そのままもらい損ねになります。入社後すぐに派遣会社の担当者へ「入社祝い金の申請方法」を確認しておきましょう。
期間工の入社祝い金・支給日まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 入社祝い金の支給日は入社してすぐではなく、数か月後が多い
- 支給日は工場によってバラバラ。分割回数も金額もちがう
- 「入社特典」は現金じゃない場合がある。内訳を確認する
- 正確な支給日と金額は面接のときに自分から聞く
- 派遣会社からの祝い金は自分で申請が必要
入社祝い金は大きなお金です。支給日ともらい損ねのないよう、入社前にしっかり確認してから動きましょう。
