
その気持ち、めちゃくちゃわかります。私もそうでした。
「大手の面接なんて、難しそう」「未経験で落とされたら恥ずかしい」「そもそも自分なんかが行っていいのか」。そういうことをグルグル考えて、2週間以上ためらっていました。
でも実際に行ってみたら、面接って怖くなかった。これを先に言ってしまうと話が終わるので、当日の朝から合格通知が来るまでを、全部正直に書きます。
本記事の内容
- 面接当日の朝〜到着までのリアルなエピソード
- 面接で実際に聞かれた質問と答え方のポイント
- 服装・持ち物・所要時間など実用情報も全部まとめる
- 合格通知が来るまでの数日間の気持ち
- 「受かった」というオチ付きで話します
※この記事は実話をベースにした体験談です。面接の流れや結果は個人の経験によって異なります。
もくじ
面接前日の夜から、すでに眠れなかった
正直なことを言います。前日の夜11時、布団の中でスマホを握ったまま「面接 アイシン 落ちた」で検索していました。
見つかるのは「受かりました!」みたいな体験談ばかり。それはそれで安心するけど、「自分は別かもしれない」という気持ちはどうしても消えない。気づいたら0時を過ぎていて、目をつむっても眠れませんでした。
「今日が人生変わる日かもな」という独白が、頭の中でループしていました。大げさに聞こえるかもしれないけど、本当にそう思っていた。派遣の仕事を辞めて、貯金が底をつきそうで、「アイシンに受からなかったら次どうしよう」という追い詰められた感覚があった。
だから面接に対するプレッシャーが、普通じゃなかったんだと思います。
当日の朝。気づいたら5時半に目が覚めていた
面接の開始は10時。集合場所まで車で1時間ちょっとの距離。7時半には出れば余裕のはずでした。
なのに5時半に目が覚めた。眠れたのかどうかも怪しい感じで、布団から出たらもう眠気がなかった。
シャワーを浴びて、鏡を見る。スーツは前日にアイロンをかけておいた。「スーツで行けばいいんだよな」「私服でもいいらしいけど、やっぱりスーツの方が無難かな」。そういうどうでもいいことを考えながら、ネクタイを締めました。
服装について
スーツが無難ですが、私服でも問題ありません。実際の面接会場でも、スーツ半分・私服半分くらいの割合でした。清潔感があれば大丈夫です。
吉野家で牛丼を食べた話
時間が余りすぎて、途中の吉野家に寄りました。面接の2時間前、9時前くらいだったと思います。
牛丼並盛り、480円。それが今日の朝飯だった
カウンター席に座って、牛丼の並盛りを頼んだ。紅ショウガをちょっと乗せて一口食べたとき、普通にうまかった。
玉ねぎがトロトロになっていて、ちゃんと甘くて、思っていたより美味しかった。緊張していると、こういう小さいことがやけにはっきり感じられる。
箸を止めて、ぼんやりと思いました。
「この牛丼代480円、来月には余裕で稼げる金額になるのかな。」
アイシンの日給は1万円を超えます。一日働けばこの牛丼が20杯以上食べられる計算です。そのことを考えたら、少しだけ前向きな気持ちになりました。
スマホで最終チェック。でも読めてないやつ
牛丼を食べながら、スマホで「アイシン 期間工 面接 質問」を検索していました。志望動機、健康状態、いつから働けるか。そういうことを読んで、心の中で答えを練習する。
でも正直なところ、緊張していて頭に入ってこない。文字を目で追うだけで、内容が残らない。まー、最後は「なるようになる」と思って、スマホをポケットに入れました。
駐車場に着いた。深呼吸して、すこし汗ばんだ
会場の駐車場に着いたのは9時40分。余裕があると思っていたのに、停めてから手が少し震えているのに気づきました。
車を降りる前に、深呼吸を3回しました。鼻から吸って、ゆっくり吐く。やり方は知っているんだけど、なんか上手くできない感じがする。額に薄く汗をかいていました。4月の朝なのに。
「ここまで来たんだから、もう行くしかない。」そう思って、ドアを開けました。
面接会場に着いたら、普通のオフィスビルだった
「大手の採用面接」というイメージで、もっと厳かな建物を想像していました。でも着いてみたら、どこにでもありそうな3階建てのオフィスビル。看板に「〇〇採用面接会場」と書いてあるだけ。
「あ、思ったより普通の場所だ。」それだけでちょっと肩の力が抜けました。
待合室で気づいたこと
受付を済ませて、待合室に通されました。白いパイプ椅子が並んでいて、すでに5〜6人が座っていた。
みんな一様に、スマホを見るか、床を見るかしている。誰も喋っていない。
そのとき思ったのは、「あ、みんな同じように緊張してるんだ」ということでした。隣に座った30代くらいの人は、膝の上で手を組んで、ひたすら足元を見ていた。自分だけじゃないんだと思ったら、少し楽になりました。
呼ばれるまでの時間が、やたら長く感じました。実際には10分か15分くらいだったと思いますが、30分くらいに感じた。壁の時計を3回は見たと思います。
面接の前に、テストがあった
名前を呼ばれて、まず別の部屋に案内されました。「先に簡単な確認をします」と言われて、書類と鉛筆が置かれた机に座らされた。
筆記テストは小学生レベル。本当に
渡されたのはA4の紙1枚。内容は漢字の読み書きと、足し算・引き算・掛け算くらいの計算問題。
「これが面接のテスト?」と思うくらい、簡単でした。難しい漢字も、複雑な計算も出てこない。10分くらいで終わって、「では次に手の確認をします」と言われました。
手の動き確認はグーチョキパーだけ
担当者の前でグーチョキパーをゆっくり3回繰り返す。それだけです。
指がちゃんと動くかを見ているんだと思います。細かい部品を扱う工場だから、手先が使えるかを確認するんでしょう。特別な動きをする必要はないので、ゆっくり正確にやればいいだけです。
面接本番。ドアをノックした瞬間、手が震えた
「〇〇さん、どうぞ」と呼ばれて、廊下を歩きました。面接室のドアの前に立ったとき、手が微妙に震えていた。コンコンとノックして、「どうぞ」と言われて入りました。
面接官は怖そうじゃなかった
机の向こうに座っていたのは、40代くらいの穏やかそうな男性でした。スーツを着て、メモ帳とボールペンを持っていた。
最初に「遠くから来ていただいてありがとうございます」と言われた。その一言だけで、「あ、ちゃんと人間と話してるんだ」という感じがして、少し落ち着きました。
圧迫感は全くなかった。こちらの話をちゃんと聞いてくれる雰囲気で、怖くなかった。
実際に聞かれた質問と、私が答えた内容
面接時間は20分くらいで終わりました。質問はだいたいこういう内容です。
| 聞かれた質問 | 私が答えた内容(要約) |
|---|---|
| 今までどんな仕事をしてきたか? | 派遣で食品工場。収入を上げたくて転職を考えた |
| なぜアイシンを選んだのか? | 大手で安定している、しっかり稼ぎたいと思った |
| 健康状態に問題はないか? | 持病なし、直近で入院・手術などはない |
| いつから働けるか? | 来月から可能と答えた |
| どのくらい続けたいか? | 最低でも1年、できれば更新したいと話した |
| タトゥーや刺青はあるか? | ない |
| 夜勤・交替勤務はできるか? | 大丈夫です、と答えた |
全部で7〜8問くらいでした。「答えが難しい」という質問は何もなかった。「なぜアイシン?」の答えは、素直に「稼ぎたいから」でいいです。取り繕わなくていい。収入を上げたいという理由は、むしろ正直で好感を持たれやすいと思いました。
「これで落ちるかも」と思った瞬間があった
健康状態の話をしているとき、「最近、病院に行ったことはありますか」と聞かれました。
数ヶ月前に風邪で内科に行っていたので、正直に「風邪で一度行きましたが、今は完治しています」と答えました。そのとき面接官がメモをとったのが見えて、ヒヤッとしました。
後から調べてわかったのですが、これは全員に聞く標準的な質問です。軽い風邪程度では何の影響もないそうです。隠さず正直に答えるのが正解でした。
「思ったよりあっさり終わった」が正直な感想
「ご質問はありますか?」と聞かれたので、勤務地の希望を伝えました。面接官が「参考にします」と言ってメモをとってくれた。それで終わりでした。
「もっと厳しく突っ込まれると思っていた。」それが正直な感想です。経験を問われることも、答えに詰まる質問も、特にありませんでした。
面接の所要時間と流れ(目安)
・筆記テスト・手の動き確認:10〜15分
・面接本番:15〜25分
・全体の所要時間:1〜1.5時間程度(待ち時間を含む)
帰りの車。「どうだったかな」と反芻した
面接が終わって駐車場に戻ったのは、11時半くらいでした。
車に乗り込んで、シートに背中を預けた瞬間、どっと疲れが来ました。2時間ちょっと、ずっと緊張していたんだと思う。
エンジンをかけながら、頭の中で面接を再生する。「あの質問、ちゃんと答えられたかな」「メモをとられたとき、何か問題があったかな」「態度は大丈夫だったかな」。帰り道の1時間、ずっとそれをやっていました。
答えてしまった後に、「もっとこう言えばよかった」と気づくやつ。あれが一番しんどい。
でも家に帰って昼飯を食べたら、少し落ち着きました。まーやることはやったし、あとは待つだけだと。
合格通知を待つ数日間の話
結果が出るまで、1〜2週間かかると言われていました。
最初の3日間は、スマホを手放せなかった
電話が来るかもしれないと思うと、スマホをポケットからしょっちゅう取り出していました。知らない番号から着信が来るたびに「これかも」とドキッとして、違った瞬間にがっかりする。その繰り返し。
「もし落ちてたら、次はどうしよう」という考えも頭をよぎりました。トヨタの期間工を調べたり、デンソーを調べたり。落ちてもいないのに次の手を考えているのは、落ちた前提になっているせいだったと思います。
電話が来たのは面接から9日後だった
午後2時過ぎ、知らない番号から着信がありました。
「株式会社アイシンの採用担当です。先日はご面接にお越しいただきありがとうございました」。そこまで聞いた瞬間、心臓がドンッとした。
「今回は合格とさせていただきます。」
電話を切った後、しばらく画面を見ていました。「あ、受かった」という感覚が、ゆっくりと体に染みてくる感じがしました。
うれしいというより、「本当に行くことになったのか」という現実感が先に来た。愛知への引っ越し、寮生活、工場の仕事。全部これから始まる。怖いような、楽しみなような、不思議な気持ちでした。
合格通知についての補足
・連絡方法:電話または郵送
・タイミング:面接から1〜2週間後が目安
・合格後:指定クリニックで健康診断を受けて結果を郵送。診断料は後日返金されます
・入社まで:健康診断の結果確認後、入社日が決まる(目安2〜3週間)
面接で落とされる人の共通点を聞いた話
入社後の研修で知り合った同期から聞いた話があります。
「落ちる人ってどんな人か、誰かに聞いたことある?」という話になって、採用担当者と面識がある先輩に聞いてみたそうです。その答えがこれでした。
- 持病や健康状態の問題を隠していた
- 「すぐ辞めそう」な態度、返事が曖昧だった
- いつから働けるか、はっきり言えなかった
- タトゥーがある(工場規定で不可)
逆に言えば、健康で・長く働く意思があって・いつから来られるかはっきり言える人は、まず受かります。特別な技術も、華やかな経歴も必要ない。これだけです。
面接に行く前に知っておくと楽になること
事前に知っていたら、あの緊張の半分は消えていたかもしれないことを整理します。
持ち物チェックリスト
面接当日の持ち物(基本)
・身分証明書(運転免許証・マイナンバーカードなど)
・履歴書(事前提出が多いが、指示があれば持参)
・筆記用具
・スマートフォン(連絡先確認のため)
・面接の案内メール・封書
※事前に届く案内に「持参するもの」が書かれているので、必ずそちらを確認してください。
当日の流れ(時系列)
| 時間の目安 | 内容 |
|---|---|
| 集合時刻の5〜10分前 | 受付。案内係の指示に従う |
| 受付後 | 待合室で待機 |
| 名前を呼ばれたら | 筆記テスト・手の動き確認(約10〜15分) |
| テスト後 | 再び待機(または別室へ移動) |
| 面接本番 | 担当者と1対1の面接(約15〜25分) |
| 面接終了後 | 帰宅。結果待ち |
全体で1〜1.5時間くらいと思っておくといいです。開始時間によって前後するので、午前中か午後かは事前に確認しておきましょう。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 面接は圧迫感なし。約20分ほど
- 筆記テストは小学生レベル。
- 聞かれるのは「前職・志望動機・健康状態・いつから働けるか」
- 合格通知は面接から1〜2週間後
- 落ちる人の特徴はすぐ辞めそうな人
「受かるかどうか不安で応募できない」という状態が、一番もったいない。面接に行くこと自体はタダです。落ちても半日の時間を使っただけで、失うものはありません。
私は今、アイシンの寮に住みながら工場で働いています。入社から半年で、派遣時代には考えられなかった額のお金が貯まっています。
あの朝、吉野家の牛丼を食べながら「来月には余裕で稼げるかな」と思っていた自分に、「その通りになったよ」と教えてあげたい。
まずは応募ボタンを押してみてください。面接を受けてみないと、わからないことだらけです。
