期間工について

期間工の作業内容について体験談を分かりやすく書いてみました

2018-07-29

期間工 仕事内容
期間工ってどんな感じなんだろう。入った人の話を聞きたいけど、周りに経験者がいない。ネットで調べても「きつい」か「稼げる」しか出てこなくて、実際のところが全然わからない。

その「実際のところ」を書きます。

 

入る前に何が怖かったか。初日に何が起きたか。1週間で辞めようと思った夜のこと。それを超えてからどう変わったか。お金がたまっていく感覚はどういうものか。

 

きれいごとなしで、時系列で書きます。

 

本記事の内容

  • 入る前に何が怖かったか
  • 初日・最初の1週間に起きたこと
  • 1ヶ月続けてわかったこと
  • 寮での生活、実際どうだったか
  • お金がたまっていく話と半年後の感覚

 

入る前、何が怖かったか

期間工に興味を持ってから、実際に応募するまでに3ヶ月かかりました。その3ヶ月、ずっと「でも……」が頭をぐるぐるしていた。

 

体力がもつか・ついていけるかが一番の不安だった

学生時代は帰宅部。コンビニのバイトは3年続けていたけど、体を動かす仕事はほぼ経験ゼロ。

 

工場のライン作業といえば、テレビで見る「ベルトコンベアが動き続けて、遅れたら大変なことになる」というイメージしかなかった。「自分みたいに運動してない人間が、8時間立って動き続けられるのか」というのが、一番頭にこびりついていた不安です。

 

ネットで調べると「最初の1週間がきつい」という話は出てくる。でも「どのくらいきつくて、その後どうなるのか」が具体的に書いてあるものが少なくて、結局判断できないまま時間が過ぎていました。

 

人間関係と「浮かないか」が怖かった

体力の次に怖かったのが、人間関係でした。

 

もともと人見知りで、知らない人と話すのが苦手。「工場って体育会系の人が多そう」「ノリが合わなかったらどうしよう」という不安が、ずっとありました。

 

「友達できるよ!」という体験談は逆に不安を増やしていた。コミュニケーションが得意じゃない自分が、無理に仲良くしなければいけない環境に放り込まれたら……という恐怖です。

 

結論から言うと、この不安は入ってみたら拍子抜けするくらい不要でした。その話は後で書きます。

 

入社初日と最初の1週間の話

3ヶ月迷って、ようやく応募した。面接はあっさり通って、1ヶ月後には工場の前に立っていました。

 

初日は工場の広さと人の多さに圧倒された

工場の敷地に入った瞬間、まず「でかい」と思った。

 

建物の天井が異常に高くて、工場内の音がずっと響いている。ベルトが動く音、機械が動く音、フォークリフトが通る音。最初の数時間は、その音と広さだけで頭がいっぱいでした。

 

初日は研修と工場見学がメインで、実際の作業はほとんどない。「今日は見るだけでいい」という状況でも、それだけで疲れていた。家に帰ったら21時には寝ていました。

 

3日目、初めて「間に合わない」を経験した

2日目から実際のライン作業に入った。先輩が隣について、手順を教えながら一緒にやってくれる。

 

3日目、初めて一人でやる時間が来た。先輩が少し離れて見ている状態で、自分一人でライン作業をこなす。

 

部品が流れてくるスピードに、手が追いつかない。焦れば焦るほど手が動かなくなる。「やばい」と思った瞬間に手を挙げたら、先輩がすぐに来て代わりに入ってくれた。

 

その瞬間に「あ、助けを呼んでいいんだ」という感覚がわかった。間に合わなくなることへの恐怖が、少しだけ薄れました。

 

1週間で辞めようと思った夜のこと

それでも、1週間目の終わりは本当にしんどかった。

 

足の裏が痛くて、寮の部屋に帰ってもしばらく立てない。同じ動作を繰り返しすぎて、右手の親指が感覚がおかしい。「明日も同じことをやるのか」と思ったら、布団の中で本気で「辞めよう」と考えていました。

 

でも、その夜に同期で入った人と食堂で話して「俺も今日きつかった」という一言で、なんとなく続ける気になった。特別な励ましじゃない。ただ「自分だけじゃないんだ」というのがわかっただけで、翌朝また行けました。

 

あのとき辞めなかったのが、その後の全部につながっています。

 

1ヶ月続けてわかったこと

2週間を過ぎたあたりから、何かが変わり始めました。

 

体が慣れてくると仕事が別物に見えてくる

3週間目に入ったある日、気づいたら「考えずに手が動いていた」。

 

それまでは「次はこれ、次はこれ」と頭で手順を追いながら動いていた。それが、体が勝手に動くようになった。頭が暇になる。音楽を聞きながら、別のことを考えながら、手だけ動かしている状態になった。

 

「あ、これがみんなの言ってた『慣れる』ってやつか」とそのとき初めてわかりました。足も腰も、1週間目のときの痛みがなくなっていた。体が仕事に合わせて変わっていた。

 

初めての給料日、口座の残高が変わった

入社から約1ヶ月後、初めての給料が振り込まれた。

 

コンビニバイトのときは月14万円。そこから家に3万入れて、スマホ代・交通費・食費を払うと手元に残るのは数万円。貯金なんてほぼゼロの状態が3年続いていた。

 

工場の最初の給料は手取りで25万円超えていた。寮費9,500円と食費しか出ていかない。口座の残高を見て、「この数字、俺のか」と思った。冗談じゃなく、本当にそう思った。

 

寮での生活、実際どうだったか

「寮生活」という言葉から相部屋・共同トイレ・古い建物をイメージしていましたが、実際は違いました。

 

一人部屋だから気をつかわなくてよかった

割り当てられたのは普通のワンルームアパートの一室でした。

 

冷蔵庫・エアコン・洗濯機・電子レンジが最初から揃っていた。自分の荷物は着替えとスマホだけ。それで生活が始まった。

 

隣の部屋が工場の同僚かどうかもわからない。廊下で会っても会釈するだけ。帰ったら完全に自分だけの時間になる。これが一番ありがたかった。仕事中は集中して、帰ったら誰にも気をつかわなくていい。それが6ヶ月続いた。

 

休日は何をしていたか

週休2日で、土日が基本的に休みでした。

 

最初の1ヶ月は疲れていて、休日はほぼ寝ていた。昼まで寝て、部屋でYouTubeを見て、夕方に近くのスーパーで食材を買って、また部屋に帰る。それで十分でした。

 

2ヶ月目からは車で30〜40分のショッピングモールに出かけるようになった。映画を見たり、ラーメンを食べたり。特別なことじゃないけど、「お金を気にせず外食できる」という感覚が、バイト時代とまったく違いました。

 

お金がたまっていく話

期間工に入る前、一番聞きたかったのが「本当に貯まるのか」という話です。答えは、貯まります。ただしその感覚は、数字を見るまでわかりませんでした。

 

3ヶ月で初めて「貯金がある」状態になった

入社から3ヶ月が経ったとき、口座の残高を確認したら70万円を超えていた。

 

コンビニで3年働いて、貯金はほぼゼロだった。それが3ヶ月で70万円。「この金額、自分の口座にある」という事実が、しばらく信じられなかった。

 

入社一時金が振り込まれた月は、それだけで残高がぐっと増えた。生活費がほぼかからないから、給料がそのまま残っていく。毎月15〜18万円が口座に積み上がっていく感覚は、バイト時代には一度も経験したことがなかったです。

 

半年やり終えて気づいたこと

6ヶ月の契約が終わったとき、口座には150万円を超える残高があった。

 

「半年で100万貯めた人の話」をYouTubeで見て「そんなこと本当にあるのか」と思っていた。それが自分の話になっていた。

 

もう一つ気づいたことがある。入る前に怖かった「人間関係」は、ほぼ問題じゃなかった。作業中は私語なし。休憩時間も無理に話さなくていい。挨拶だけしていれば浮かない。人見知りの自分には、むしろ過ごしやすい環境でした。

 

あと、「もっと早くやればよかった」というのが正直な感想です。3ヶ月迷っていた時間が、今思えばもったいなかった。

 

期間工の体験談まとめ|やってみてわかる、入る前には見えなかったこと

この記事のポイントをまとめます。

 

  • 入る前の不安(体力・人間関係)は、入ってみると思ったより小さかった
  • 最初の1週間だけが特別しんどい。2週間で体が変わる
  • 寮はワンルーム個室。帰れば一人の時間が確保できる
  • 人見知りでも問題なし。作業中は私語なし・挨拶だけでOK
  • 「もっと早くやればよかった」が、6ヶ月やり終えた人の共通の感想

 

「自分にできるかどうか」は、やってみるまでわかりません。でも「1週間で辞めようと思うくらいきつくなる」「それを超えると別の話になる」ということは、やった人ほぼ全員が経験しています。まず2週間だけ続けてみる、それだけを目標に入ってみてください。

-期間工について

Copyright© 期間工の時代 , 2026 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.